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遠慮なく叱って叱られる信頼関係を築け

 

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実践!生産革新道場:人前で叱る3つの理由とは

 

1:人前で叱る3つの理由

前回「相手の嘘は人前で見破れ!」のコラムでは人前で叱る重要性に付いて解説しました。開き直ったり、嘘をついたりする管理者は人前で叱ることにより、相手の態度を改善させ、考え方を修正することが出来るのです。今回はこの点に付いて私の考え方を詳しく説明します。一般的に海外では「人前で相手を叱ると相手の面子を潰してしまうので、避けるべきだ」などと言われています。しかし私は怠惰な管理者を叱るときには、人前で叱るようにしています。それは次の理由があるからです。

 

1)周りの人の誤解を避ける

私が以前、駐在員として工場管理を行っていた時、「海外では人前で叱ってはいけない」と言われたので、開き直ったり、嘘をついたりする管理者でも個室に読んで一対一で叱っていました。しかしある時、嘘をついた管理者を叱ったあとに、この管理者が周りの人に「日本人駐在員が見下すような態度でひどい言葉を使い、厳しく叱られた」と言いふらしたのです。もちろんそのような事実はありませんでしたが、第三者がいない密室の出来事ですから「言った、言わない」の水掛け論となってしまい、この管理者の言い分を信じる人もいたために、本当に困ったことがありました。私はこの時から周りの誤解を避けるためにも「人前で叱る方が良いのではないか」と考えるようになったのです。

 

2)相手に強い反省を促すことができる

明らかに怠慢により指示を実行しなかったり、開き直ったり、嘘をついたりするような管理者はこちらが淡々と注意しても聞き流して、反省しないことが多いのです。その場だけの言い訳に終始したり、「今後は気を付けます」と心にも無いことを言って、その場を切り抜けてしまうこともあります。これでは注意しても相手に反省を促すことは出来ません。反省しなければ同じことを繰り返しますから、当人にとっても会社にとってもマイナスになってしまいます。当人に強い反省を促すためには、こちらが人前で真剣に叱っている姿を見せて「本当に大変な間違いを犯してしまったのだな」「嘘をつくのは本当に悪いことなのだ」と、相手の心に訴えることが大切なのです。

 

3)相手の行動をすぐに変えることができる

大勢の人前で叱られると、管理者はプレッシャーを感じて「これからは嘘をついてはいけない」「これからは指示を必ず実行しよう」とすぐに行動を変えようとします。人間は知識だけでは能力を向上させることは出来ません。知識を実際に行動に移すことにより、初めて能力を向上させることができるのです。怠惰な管理者でも「叱られるのが嫌だ」とマイナスのプレッシャーを与えて、嫌々ながらも行動させることにより「こうすれば良いのだ」「意外と楽に出来た」などと成功体験を積ませて、能力を向上させることが出来るのです。

 

「一生懸命、努力したけど出来なかった」「うっかりミスで間違えてしまった」など、当人が頑張ったにも関わらず結果が悪かった場合は、淡々と注意をすれば相手も理解したり、反省したりするでしょう。しかし、明らかな怠慢や開き直り、嘘をつくなどの管理者は人前で叱ることにより、強い反省を促すことが出来るのです。有名な「一罰百戒」との言葉があります。辞書によれば「一人の罪や過失を罰することで、他の多くの人々が同じような過失や罪を犯さないよう戒めとすること」とあります。まさに人前で叱ることは一罰百戒の意味もあるのです。