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   実践!生産革新道場:効果的な対策を立案させる3つの手法とは

 

1:効果的な対策を立案させる3つの手法

私の定期研修は工場改革チームとして、実際に現場で起きている問題を取り上げます。そして管理者自身に効果的な対策を考えさせ、それを実行させることにより、管理能力を向上させて行きます。管理者は知識の習得だけでは、管理能力は向上しません。習得した知識を実践してこそ成長するのです。そのため私の研修では建前の対策ではなく、本当に効果があり、実施できる対策を立案させる必要があるのです。

 

管理者の中には客先クレームの対策書で「客先が納得するように建前の対策だけ書けば良い」「本当は実行していないけど、実行していますと書けば良い」「データを捏造して提出すれば良い」などと、客先のクレーム対策書のためだけに建前の対策を立案する人もいます。このような対策では客先を誤魔化すことは出来ても、現場は何も変わらないし、何よりも管理者の管理能力が向上しません。私の研修では決してこのような建前の対策は立案させません。必ず現場で効果があり、管理者が納得して実行できる対策のみを立案させるのです。私は管理者に効果的な対策を立案させるために、次の3項目の手法を使っています。

 

1)自責の考え方で立案させる

私は管理者に常に問題発生の原因を自責で考えさせます。この自責の考え方ができていないと「問題の原因は作業員が悪い、上司が悪い、機械が古い、忙しくて時間がない」などと、あらゆるものに責任を転嫁してしまいます。こうなると、本当に効果的な対策の立案ができなくなってしまいます。

 

私は管理者が「問題の原因は作業員がルールを守らなかった。」と言えば、必ず「お前は言い間違いをしている。作業員がルールを守らなかったのではなく、管理者が作業員にルールを守らせなかったのだ.」と訂正させます。現場の全ての問題は自分の責任で生じていることを理解させれば、自分の考え方と行動を反省して、効果的な対策を立案できるようになります。

 

2)改革ではなく、改善を考えさせる

管理者の中には「問題の原因は機械が古いからだ。対策として新しい機械を購入すべきだ。」と話が一気に飛躍してしまう人もいます。確かに新しい機械を導入すれば問題は解決しますが、時間と費用が掛かります。私の研修では時間と費用が掛かる対策は認めません。このように管理者が費用と時間を無視した安直な対策ばかり考えていると、管理能力は全く向上しないからです。

 

私たちの仕事は常に費用と時間の制限がありますから、この制限の中で効果的な対策を立案することも大事な管理能力です。私の研修では「対策として費用や時間が掛る改革は取り上げない。管理者自身がすぐに出来る改善のみを立案せよ」と指示しています。一つの改善の効果は小さくても、数多くの改善を立案させれば管理能力も向上するし、現場の改善も進んで行きます。

 

3)対策を全員に納得させる

管理者は協議してまとめた対策を私に報告します。「抽象的でよく分からない。誰がいつ、どのように行うのか具体的にまとめ直せ」「フォローと歯止めが出来ていない。確実に歯止めができる方法を考えよ」と数回のやり取りを行なって、私自身が「これなら効果的で管理者が本当に実施できる」と判断したら、決定事項として白板に対策内容を書き出します。

 

管理者は必ず白板の対策内容を研修専用のノートに書き写します。そして全員で白板に書いた対策を大きな声で読み上げます。対策を自分の手で書いて、大きな声で読み上げれば、決定事項の対策を本当に理解出来ます。この段階で対策の修正が必要だと思えば手を挙げて発言することができます。しかし、何も発言しなければ、管理者全員が対策に合意したと判断して、この対策は正式に会社の指示となるのです。研修に参加した管理者が全員で決めた対策ですから、必然的に拘束力も強くなるし、対策を守らない人は他の管理者からのプレッシャーを受けることになるので、対策を必ず実施するようになるのです。