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 「大丈夫なはずです」と憶測を言わせない手法

  

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  実践!生産革新道場:反省の概念の無い管理者は強制的に反省させよ

 

1:同一自分物が測定と承認を行った

工場では毎日、色々な問題が発生していますが、その多くは管理者の管理ミスによることが多いのです。私の研修でも問題を調べて行くと、管理者の管理ミスに行き着くことが多く、そのほとんどが管理者の怠慢による管理ミスなのです。ある工場で品質管理の現場指導を行なっていました。寸法が外れている不良品が発生したために、QCの測定データを確認したところ、基準値から外れていた数値が記載されていましたが、判定は合格となっていたのです。この製品は過去にも寸法不良のクレームがあったので班長が測定を行い、課長が承認するルールとなっていましたが、このデータは班長が測定と承認を行なっていたのです。私は班長を呼び出して「なぜ測定と承認を一緒に行ったのだ」と確認したところ、「課長が忙しいので、私に測定と承認を行えと言ったのです」と説明しました。

 

私は各課の課長を集めて「QCの課長が班長に測定と承認を行わせた。そのため班長は誤判定に気が付かず不良を発生させたのだ」と指摘しました。そしてQCの課長に「班長が一人で測定と判定を行うのは正しいのか」と質問しました。すると周りの課長たちが「QCの課長は忙しいですよ」「QCの課長はミーティングが多くて、データを見ている時間が無いと思います」などと言い始めたのです。

 

2:強制的に反省に追い込め

QCの課長が本当に多忙を極めており、データを確認する時間すら無ければQCの課長に詳細を聞き出して、対策を協議させることもあります。しかし、私はデータの件数から僅かな時間しか掛からないこと、そしてこのQCの課長は面倒な仕事を部下に押し付ける傾向があることから、単なる怠惰で班長に丸投げしたと判断しました。そこで課長に自ら「自分が悪かったので、今後は必ず自分が承認を行い、サインを入れます」と言わせるように仕向けることにしました。私は「QCの課長は忙しい」と言い出している周りの課長たちに「お前たちは問題解決に協力しているのか。それともQCの課長の責任逃れに協力しているのか。どちらなのだ。問題の解決に協力しているのならば黙っていろ!」と厳しく言いました。そしてQCの課長に「同一人物が測定と承認を行うのは正しいのか、間違っているのか、イエスかノーで答えよ」と迫りました。

 

QCの課長は仕方なく「間違っています」と答えました。さらに私は「通常は測定者の上司が承認を行うのが、このデータの承認を行うのは誰だ。個人名を言え」と迫ると、再び周りが「課長が承認を行ったら、他の仕事ができなくなりますよ」と言い始めたのです。私は余計なことを言い始めた課長に「黙っていろと言うのが聞こえないのか!」と一喝した後、「誰が承認を行うのか、名前を言え」と厳しく迫りました。QCの課長は「承認を行うのは私です」と言い出したので「お前の名前を言え」と畳み掛けました。

 

「私はQCの課長のOOです」と名前を言ったところで「そうか、それでは今回の誤判定の件は誰が悪かったのだ」と質問を変えました。管理者は「誤判定したのは班長です」と言うので「その誤判定を確認して修正するのが承認者の責任だ。それを怠ったのは誰なのだ」と追い込んで行きました。「いや、最近忙しかったので、、、」「言い訳を聞いているのではない、誰かと聞いているのだ」「それは、私です」と自分の怠慢を認めたのです。私は「今後はどうするのだ。その対策を述べよ」と促すと「今後は忙しくても必ずデータを確認して承認欄にサインを入れます」と答えたのです。私は周りの課長に「ここにいる全員がQCの課長の発言を聞いたな。今後はQCの課長がこのデータの承認を必ず行うと約束したからな」と明言したのです。

 

本来ならば問題を指摘するだけで相手が反省して自ら改めてくれれば良いのですが、海外の現地管理者は反省との概念を持ち合わせていないことが多いのです。自分で反省できなければ、外部から強制的に反省して貰う必要があります。そのためには自分の非を認めさせ、対策を自分の口から言わせることが大切なのです。