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  実践!生産革新道場:第371回:成長する管理者の見極め方(1)


1:成長する管理者を見極めることが大切

私は毎月約400名の現地管理者を対象に現場指導を中心とした生産性向上の研修を行っています。研修の目的はプロの工場管理者を育成することです。研修では現場で起きている問題を取り上げていますから、受講者を現場に連れて行き、現場で問題を分析させ、原因を追求させ、対策を協議させて実施させる、このPDCAによりプロの工場管理者としての管理力の育成を行っているのです。


学校教育では「全員を平均的に上げる」ことを目的としていますが、私の研修では人材育成を通じて、依頼先の数字を改善して利益を上げることが目的なので、「伸びる人をえこひいきして、チャンスを与えて伸ばして行く」ことが大事なのです。そのためにも管理者として成長する人をいかに見極めるかが大切なのです。現場指導時には受講を小グループに分けて、リーダーを決めます。そしてリーダーに「これとこれを確認しなさい」などと細かく指示を出して行くのですが、リーダーがグループ全体をまとめて行くので、リーダーは成長する人材を充てるようにしているのです。


2:成長する管理者の見極め方

受講者の中には「この人は間違いなく成長する」と確信できる人が何人もおり、依頼先にも「この人はこのような理由で成長が期待できます」と説明しますが、今回は私なりの「成長する管理者の見極め方」を紹介します。


1) 問題の深堀りが出来る人

「クレーム対策書に作業標準書を改訂したと書いてあるから、改定後の作業標準書が現場に掲示してあるか確認しなさい。改訂内容が対策と合致しているか確認しなさい。改定後の作業標準書の教育を行ったか確認しなさい」などとリーダーに指示を出します。リーダーはメンバーを使って担当者にインタビューを行ったり、現場で状況を確認して私のところに報告に来ます。「作業標準書には問題がありませんでしたが、教育の対象者10名中、8名しか教育を行っていませんでした」と報告しました。


普通はここで終わってしまうことが多いのですが、この時「2名はなぜ教育を行っていなかったのだろう」と自分で考え、問題を深堀りすることはとても大切です。「この2名は当日欠勤していたのですが、欠勤者に対する作業標準書の教育ルールが不明確でした」「班長は欠勤者はOJTで済ませば良いと勝手に判断していました」などと作業員や担当者に確認して問題を深堀りして行く人は確実に成長します。


2)悪い情報を積極的に報告する人

「クレーム対象ロットの生産日に変化点があったかどうか、4M変更記録を確認してきなさい」リーダーは確認して来て「当日は応援者が入ったのですが、班長はうっかり忘れてしまったとの理由で4M変更記録を付けていませんでした。」と報告しました。私は「班長は本当にこの日だけ忘れたのか。他の日も付けていないのではないか」と詰問すると「それでは、班長に確認してきます」と言う人と「実は他の日も付けていないことがあると言っていました」と言う人がいます。この2人の成長はあまり期待できません。


本当に伸びる管理者はこちらが聞く前に「班長は他の日も付けていないことがあると言っていました」と悪い情報を報告する人です。「実はこのラインの班長はまだ新人で課長が4M記録のルールを正しく教えていなかったのです」などと、問題解決のために上司の悪い点も報告できる人は信頼できるし、周りから嫌味を言われたりすることを我慢しても、正直に分かったことを報告する人は必ず伸びるのです。(次号に続きます)