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 不良を減らす品質管理のポイント

 (https://youtu.be/O9_WE048eGk)

 

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 判断が遅い管理者を指導するポイント

 

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「品質改善と生産性向上で異なる指導方法とは」  

 

 

 

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 長谷川和廣氏の講演会のお知らせ

 

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実践!生産革新道場

 「管理者の言い訳と問題のすり替えを論破せよ」

 

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実践!生産革新道場

 「管理者に自分の管理方法を改める対策を立案させよ」

 

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   実践!生産革新道場:第341回:班長に生産日報の重要性を理解させろ


1:生産日報の時間と合致しない

ある工場の出荷検査で外観の不良品が発見されてロットアウトになりました。私は管理者に「この外観不良はどのような原因で発生するのだ」と質問したところ「機械のセッティングが悪いとこのような外観不良が発生するケースがあります」と答えました。「どこのラインで発生したのだ」「あそこのラインです。昨夜の夜勤で発生しました」「発生時間の特定はできるのか」「製品の生産数量から特定できています。午後11時頃に発生したはずです」私は管理者を連れて発生したラインに行き、夜勤の生産日報を確認しました。生産日報は1時間おきに記入するルールとなっており、セッティングの時間も記入することになっているのです。


私は「生産日報によると午前2時にセッティングを行っているぞ」と指摘すると、管理者は「いや、午後11時頃に発生したはずですから、午前2時のセッティングでは時間が合いません」とセッティングとの関係を否定したのです。私は「セッティングでなければ、どのような理由で発生したのだ」と詰問すると、管理者は答えに詰まってしまったのです。


2:班長に生産日報の重要性を理解させよ

「この外観不良は機械のセッティング時に発生することが多いのだな」「その通りです」私は「夜勤で機械のセッティングを行ったが、セッティング時間と生産時間の時間が合わない。この場合は本当に関係がないか、それとも生産日報が間違っている可能性がある」と指摘して管理者に「確認のために日勤の作業員が時間通りに生産日報を記入しているか確認しなさい」と指示したのです。私も現場で確認すると生産日報を書いていない作業員がいました。私は作業員に「なぜ生産日報を書いていないのですか」と質問したところ、作業台の上に置いてあるメモ用紙を示して「ここに毎時間の数量を記入しています」と答えたのです。


私は直ぐに班長を呼び出して問題点を指摘しました。すると班長は「作業員は作業に忙しくて、生産日報を1時間ごとに書くのが難しいのです。ですから数量をメモ書きにして終業前に生産日報にまとめて転記しているのです」と言い出しました。私は班長がメモ書きの転記を黙認していたので、生産日報の重要性を理解していないと判断して、班長を集めて次の事柄を説明したのです。


班長に説明した事柄

1.生産日報は重要なデータである

生産日報は生産性の指標となる重要なデータです。生産数量が未達の場合は、生産日報を使って問題の詳細を確認、原因を究明して対策を立案します。ですから生産日報は決められた時間に正しく記入する必要があるのです。


2.転記の時間ロスを無くす

メモ書きをしたあと、生産日報にメモの内容を転記しますが、これは転記ミスが発生する可能性があるし、時間のロスにもなっているのです。メモ書きは2度手間になりますから、直接生産日報を記入させるようにします。


3.書きやすいように改善を行う

「生産日報が作業箇所より遠い場所にある」「生産日報を記入する筆記具がない」「項目が小さくて書き難い」など、作業員が生産日報を書きたがらない理由があれば、これを改善するようにします。項目など自分で改善できない箇所は上司に問題点を報告するようにします。


このように班長が生産日報の重要性を理解していないと、メモ書きを転写したり、記憶に頼って書いたりなど、データの精度が悪化します。生産性向上のためには班長に生産日報の重要性を理解させることが大切なのです。