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    実践!生産革新道場:第63回目:不良の流出は管理者の責任だ!

 

1:不良流出が止まらない

最近の品質レベルはますます厳しくなってきており、客先からは文字通りの不良ゼロを要求されることが多くなってきました。流出不良のクレームに対して、金銭の補償や注文量の減少などのペナルティも厳しくなっています。

 

2:不良流出の要因とは

不良の流出が続くとレベルの低い管理者は「作業員が悪い!」との発想で対策を考えます。そのため対策は「作業標準書の改定」「作業員への教育「チェックリスト」の3点セットの繰り返しになります。私も流出不良をテーマに現地管理者の指導を行うことが多いのですが、現地管理者には「作業員が悪い」と断ずる前に、現場を良く観察して、作業員の意見を徹底的にヒアリングさせるようにしています。そうすると次のように不良流出の真の原因は、管理者自身のお粗末な管理が原因であることが分かるのです

 

不良流出の原因

1:検査の作業標準時間に対して検査項目が多すぎて、全項目の検査が不可能である。そのため検査員は手抜きの検査を行っている。

 

2:クレームが来るたびに管理者が検査項目の追加を行う。しかし標準時間の変更は行わないため、現場の検査員が困っている。

 

3:管理者に数量優先の考え方が浸透しており、検査員が不良を報告できない雰囲気がある。

 

 4:管理者が「時間内に数量を出せ」と強いプレッシャーを掛けるため、検査員は不良品と知りつつ出荷してしまう。

 

 5:管理者自身が「多少の不良品は出しても構わない」と不良の出荷やデータの改ざんを指示する。そのため検査員は「検査しても意味がない」とやる気を無くして、検査がずさんになる。

 

6:管理者に不良を報告しても何もしない。そのため検査員が不良を発見しても意味がないと感じている。

 

7:検査員に製品知識を教えていない。そのため「客先でどのように使用されるのか」「どの検査項目が最も大事なのか」などを理解していない。

 

8:限度見本が汚れている、見難い、分かり難いなど、検査員の判断を誤らせるような限度見本を使わせている。

 

9:検査の作業標準書に英語の表現が多く、新人の検査員が意味を知らないまま検査を行っている。

 

10:検査ジグが故障している、使い難い、誤判定しやすい、定期検査が行われていない。作業員がジグや限度見本の問題点を管理者に報告しても、何の対応や改善を行わない。

 

このように不良流出の原因の大半は作業員ではなく管理者にあるのです。管理者が自責の考えを理解して、まず自分の管理方法を反省することが大切なのです。管理者が自責の考え方に目覚めると、不良の流出防止できるようになるのです。