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実践!生産革新道場

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実践!生産革新道場

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                        品質管理の基礎知識(その7)


以前より当社に「実践!管理者心得」で掲載している品質管理の内容をタイ人社員に教えたいとの多くのご要望が寄せられていました。そこで当社ではこのほど「実践!管理者心得」に連載している内容をまとめたタイ語の「品質管理教育ビデオ」を制作、発売開始しました。この教育ビデオはタイ人社員への品質教育にお役立て頂けると思います。

前回、現場で不良を発見してからわずか40分程度で不良の状況と応急処置を全社員に連絡した会社の話を書きました。その後、当社の管理者セミナーでタイ人の参加者にこの話をしたところ異口同音に「私の会社では絶対に出来ない」「そんな事は無理である」と強烈な反論が巻き起こりました。なぜ出来ないのかを尋ねると「短時間で会議など招集で出来ない」「作業員が報告に来たためしがない」「システムが悪い」「担当者、責任者が不明確」などここに書き切れないほど、ありとあらゆる理由が吹き出てきました。

私は参加者に次のように強い口調で説明しました。「出来ないのはそんな理由からではない。出来ない理由はあなたたちの頭が硬直しているからだ!会議が出来ないと言うが、工場など15分もあれば一周できるし、内線電話もあるし、構内放送も使えるはずだ。会議を短時間で招集することは物理的に十分可能なのだ。また作業員が不良を報告しないと文句を言うが、なぜ作業員はあなたに報告しないのだ。作業員はあなたに報告しても無駄だと思っているからではないのか。部下が報告に来ないのは上司にも責任があるのだぞ。工場では品質第一の方針がある以上、不良発生の解決以上に大事なことはないはずだ。その最も大事な問題をすばやく解決しようとする姿勢があなたたちに見られないのは管理者として失格と言わざるを得ない」

タイ人管理者がこのような発想に陥っている原因を探って行くと、それを指導してきた日本人駐在員の責任に突き当たることが多いのも現実です。「品質管理について教えてこなかった」「社員教育など行なったことがない」などと、工場操業以来、何もしてこなかったところが実に多いのです。

何度も繰り返しますが、私たちと一緒に働いているタイの人々は国の歴史が始まって以来、初めて企業で働く世代の人々なのです。社員教育を行なわず、知識も考え方も教えていなければ、品質管理の知識や考え方など持っているはずが無いのです。

中には「当社は日本人がOJTで教えている」と言うところもありますが、本来のOJTではなく「俺のやり方を見て勉強しろ」との雑な指示だけで、後はタイ人任せの野放し状態になっているのがほとんどであり「学ばないのはタイ人が悪い」とOJTを実質的に社員教育を放棄している言い訳に使っていることすらあります。その意味では日本人駐在員のタイ人管理者に対する管理責任は極めて重大なものがあると言えます。

さて、今回から品質管理を進めるにために、ぜひ管理者に理解して実践してもらいたい内容をご紹介して行きます。

責任回避をしない
不良が発生した時に自分の責任ではないことばかり強調する人もいるようです。このような「誰も責任を取らない」という考え方が社内に蔓延するとお互いに非難ばかり繰り返して、本当の原因が分からず再発防止の対策が進まなくなってしまいます。

不良が発生した場合は「誰が悪いのか」を決めるのではなく、なぜ不良が発生したのか、その原因を掴み、対策を立てることが大切なのです。正しい原因を掴むためにはお互いに事実を元に話し合い、相手の言い分にも耳を傾け、自分の担当個所でミスや問題があれば素直に認めることが大切です。品質管理ではお互いに責任を持って協力して行くことが大切なのです。(以下次号)