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      経費節減によるコストダウンの進め方(その4)

 

先日、社員教育の仕事でアユタヤのハイテク工業団地の日系企業にお伺いしました。この会社は社員教育に熱心な会社でしつけも行き届いているなど、何回お伺いしても私自身、勉強するところが多い会社です。ここのタイ人スタッフに社員教育に必要な資料の提出をお願いしたところ、資料をダイレクトメールの封筒に入れて持って来ました。封筒の口もきれいに切ってあるため使いやすくなっており、さすがコストダウンが行き届いているなと感心させられました。タイ人スタッフに聞いてみるとこの会社ではダイレクトメールの封筒はカッターで口を切って保管しておき、社内の書類入れなどに再利用しているとのことでした。

またバンパコン工業団地の日系企業は社員教育で必要な書類を見せてもらうためにファイルお借りしたところ、そのファイルの見出しの用紙にダイレクトメールの封筒を使ってありました。サイズ的にもぴったりしており、うまく考えたものだと感心したので担当の日本人の方に「日本の本社で行っている方法を真似たのですか」聞いたところ「いや、うちのタイ人スタッフのアイディアですよ」と言われ少し驚きました。経費節減はこのように細い事柄を積み上げて行くことが大切です。タイ人スタッフのアイディアをうまく引き出してあげれば経費節減によるコストダウンのアイディアは尽きません。

前回は経費節減のコストダウンの項目を決めることまで説明しました。この経費節減の項目が決定したら、項目ごとにどのように節約して行くかの対策の立案を行います。この対策の立案はアイディアを考えることから始まります。このアイディアはQCサークルでも使われている「創造性開発技法」を応用します。この技法には多くの種類がありますが、一般的には下記の項目が良く使われています。

①自由発想技法であるブレイン、ストーミング法

②強制連想技法であるチェックリスト法

③類比発想技法であるNM法

④逆連想法である水平思考法

⑤収束技法であるKJ法

⑥分析アプローチ技法である入出法(インプット、アウトプット法)

⑦統合技法であるZK法

この中にはかなり高度な手法もあり、またカードやチーム作りなど事前に準備の必要なものもあります。これらの手法を導入する際に気を付けて頂きたいのは技法のルールと進め方を絶対的なものとせず、ある程度、参加者に自主性を持たせると言うことです。私も管理者セミナーでこれらの手法の指導を行うこともあるのですが、タイ人の参加者はこれらの技法を学習するのは初めての経験であるため大変関心を持って真剣に取り組みます。ところがタイ人参加者のよくある悪いパターンとして絶対に言われたルール通りに進めなくてはいけないと捉えてしまい、そちらの方ばかりに頭が行ってしまうため肝心のアイディアが出てこなくなることがあります。

 

これらの技法はアイディアを出し合いまとめて行くことが目的ですから、「アイディアよりもルール通りに進めることが大切だ」と技法に溺れてしまっては何もなりません。私たちがタイ人スタッフにこれらの手法を教えるときは技法のルールや進め方を教えた後、「目的は良いアイディアを出し合うことにあるのだから、多少ルールを変更しても良いアイディアが出るように工夫して進めなさい」と指導を行う必要があります。