12月3日更新

班長へのムダ取りは簡単な説明とビデオで教えろ

 

 

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               経費節減によるコストダウンの進め方(その5)

 

毎回、読者の方々より多くのご意見、ご感想を頂きましてありがとうございます。また「実践!管理者心得」のバックナンバーを頂きたいとのお問い合わせも数多く頂いておりありがとうございます。お問い合わせ頂いた方々には当社よりバックナンバーを無料にて郵送しておりますが、ご希望の方が増えてきたため現在は当社のホームページを作成中です。今後はインターネットの当社のホームページ上でバックナンバーがお読み頂けるようになりますのでホームページが完成次第、またこの場をお借りしてご連絡いたします。

前回「発想技法を使う際、技法に溺れて肝心のアイディアがおろそかになる可能性がある」との話をしたところ読者の方より「もう少し詳しく説明して欲しい」とのご意見がありました。この技法に溺れる良くある例としてはQCサークルで使う7つ道具の使い方があります。QCの初歩段階として不良を減らすため「特性要因図」の作り方を説明して実際に作ってもらうと「特性要因図」の中身よりいかにきれいに図を作るかの方に関心が行ってしまい、肝心の要因の分析の方がおろそかになるケースがあります。職場に貼り出してある「特性要因図」は色をたくさん使ってイラストも入れてきれいに作ってありますが、良く中身を見てみると小骨、中骨、大骨の関係がバラバラだとか「要因」の意味を理解しておらず関係ない内容が入っているなどのケースがあります。

 

特にQCサークルの発表会になると何とか入賞しようとするため、見栄えの良いものを作ろうとこの傾向が強くなるようです。これなどは技法に溺れてしまい肝心の不良低減の目標を忘れてしまっている例といえます。これら本末転倒の事態を防ぐには技法を説明する際にあまり技法にこだわらせず、極端に言えばアイディア優先のために技法を自分なりに変えてしまうくらいのつもりで行わせることが大切です。また管理している日本人も見栄えに捕らわれず、中身を吟味して評価することが大切ではないでしょうか。

さて前回はコストダウンのアイディアを出してもらうための「創造性開発技法」の話をしました。創造性とは「これまであった情報を利用して新しい組み合わせを作り出し、それによって価値あるアイディアを生み出すことである」との定義があります。すなわち我々が日常「見て」「感じて」「考えている」事柄を結び付けて高い次元のアイディアを創り出すことと言えます。このような発想を得るには自分だけで考えるのではなく、多くの人と話し合ったり「創造性開発技法」を使うことにより効率よく発想することができるようになります。

 

この「創造性開発技法」は数多くありますが、準備が要らずルールが簡単で使い勝手が良いのは「ブレイン、ストーミング法」(略称BS法)だと思います。BS法はアメリカの広告会社の副社長であったアレックス、オズボーンによって開発された「創造性開発技法」で大変ポピュラーな手法の一つです。読者の方々もQCサークルなどで使ったご経験があると思います。BS法は広く使われているだけに応用のバリエーションが増えてきており、最近はカードによる発案をまとめて行く「カード、ブレイン、ストーミング法」(CBS法)や参加者が特定のシートに個別にアイディアを書き出して行き、最終的にそのシートを元に参加者全員のアイディアをまとめて行く「ブレイン、ライティング法」(BW法)も一般的になりつつあります。