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 「大丈夫なはずです」と憶測を言わせない手法

  

 8月8日更新

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TPMを成功させる方法

 

1:TPMの効果が出ない

当社の工場は装置産業であるため機械の稼働率が生産性に直結します。そのため3年ほど前からTPM活動を行っているのですが、稼働率が向上せず困っています。TPMのシステムは外部研修で学んだ通りに進めているのですが、どこに問題があるのでしょうか。

 

2:TPMの問題点

私の定期研修先でも同様の問題がありました。この工場でもTPMを開始して2年間経過したのですが、機械の停止時間が一向に改善されていませんでした。私がコンサルタントに入りTPMを検証したところ、次の問題点がありました。

 

問題点

1:システム偏重主義

管理者は紙の上にTPMのルールを書いて配っただけで、TPMは完璧に完成しており、後は現場が悪いから駄目なのだと大きな勘違いをしていた。現場で問題があると紙の上に適当な対策を書いて配るだけの繰り返しで、書類仕事だけ増えて現場が一向に改善されない。

 

2:赤札のルールが守られていない

機械に異常が発見された場合は赤札を付けることになっている。現場では異常箇所に赤札が付いていたが、単に付けただけで誰も何もしていない。さらに赤札が多すぎて、優先順位が全く分からず手が付けらない。

 

3:メンテナンスの管理がされていない

赤札が数多くあるがメンテナンスの仕事が管理されていない。現場でメンテナンスを呼び出したが、どこで何をしているか不明であった。管理者もメンテナンスの業務を把握しておらず完全に放任状態である。メンテンナンスは自分の好き勝手で仕事を進めていた。

 

4:各課の協力不足

現場では赤札をメンテナンスに連絡したから後は自分責任ではないと言い張っている。メンテナンスは部品を注文したので後は購買の責任だと、社内の責任転嫁が横行しており実質的にTPMのシステムが稼働していない。

 

5:作業員の報告がない

現場で検証したところ作業員がスイッチにビニールの手袋を被せていたので理由を尋ねると、漏電しており感電するとのことであった。作業員は管理者に報告したというので直ぐに呼び出してなぜ修理しないか質すと「メンテナンスに報告してあります」との一点張り。TPMでは作業員による異常関知と迅速な報告が最も大事だが、作業員は異常を報告しても管理者が何もしないので異常を報告しなくなっている。

 

6:予備部品の不備

予想されるトラブルに対して予備部品の購入を行っているが「規格間違い」「品番間違い」「数量間違い」が多発して、要らない予備部品ばかり増えて、肝心の必要な予備部品の在庫がない。

 

これらの問題は全てシステム偏重、すなわちTPMの書類さえ揃っていればシステムが稼働するとの勘違いが主原因です。現場に出ないでパソコンと書類だけでTMPを進めようとすると上記のような問題が多発して必ず失敗するのです。私はこの会社で「TPMの責任者の交代」「TPMの見える化」「3現主義によるTPM」「コミュニケーションの促進」「作業員への問題箇所へのヒアリング」「メンテナンスの作業の見える化」「部品購買のルールの改正」「予備部品の見える化」などを断行して機械停止時間を大幅に改善させたのです。