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体調不良時のミスの防止方法

 

 

1:体調不良による不良が発生した

私はある工場で品質管理の指導を行っていました。管理者が「検査でこのような不良品が発見されました」と不良品を私に差し出しました。誰が見ても分かる不良であったため「新人の作業員が行ったのか」と聞いたところ「いや、私も最初そう思ったのですが、ベテランの作業員だったのです」と答えたのです。「この作業員は作業スキルも高く、過去にこのような問題を起こしたことがありませんでした。作業員にインタビューしたところ、この不良が出た当日は風邪を引いて熱があるために薬を飲んでおり、集中力が下がっている状態だったのです。作業員に健康管理に気を付けろと常に言っているのですが、徹底できなくて困っています」と言い出したのです。

 

私は「気を付けていても、風邪をひいたりすることはある。健康管理は不可抗力とも言えるのだ。管理者は体調不良の作業員が常にいるとの前提で管理を行うことが必要だ」と指摘して、体調不良者の管理方法に付いての指導を行ったのです。

 

2:体調不良時のミスの防止方法

私たちは健康管理に気を付けていても、風邪を引いてしまったり、疲労が溜まって体調不良となり集中力が下がってしまうことがあります。このようなときには作業でミスを起こして不良品が発生する可能性がありますから、管理者は体調不良の管理を次のように行うことが必要です。

 

1)体調不良時は自己申告させる

管理者は体調不良の作業員を把握することが必要ですが、作業員の外見からこれを判断するのは難しいのが現実です。作業員は体調が本当に悪ければ欠勤しますが、出勤していると言う事は体調不良でありながら作業は行える状態だからです。

 

ですから管理者は作業員に体調不良時には必ず申告するように教育を行うことが必要です。作業員の中にはこれを理解しながらも、申告すると周りの人に迷惑が掛かったり、上司に文句を言われると思って、申告をしないことがあります。ですから管理者は体調不良時の申告についての教育は繰り返しを行い、申告を行った作業員には「体調不良で迷惑だ」などと責めないようにすることが必要なのです。

 

2)作業員の症状に応じて対応する

作業員から体調不良の自己申告があった場合は、管理者はその症状をよく確認して適切な対応を行うことが必要です。作業を行うことが可能だと判断しても集中力が下がってミスを起こす可能性がありますから、次のような対応を行います。

 

1:声掛けで確認を行う

管理者が「問題なし」と判断して通常作業を行わせる場合は、定期的に作業員の箇所に行き「体調はどうですか」と声を掛けて体調を確認するようにします。

 

2:簡単な作業を行わせる

体調不良の作業員が重要工程や複雑な工程を担当している場合には、ミスを防止するために簡単な作業に配置転換させるようにします。

 

3:後工程に確認させる

体調不良の作業員がミスを起こす可能性があることを前提として、後工程や検査の作業員に重点的に確認作業を行わせるようにします。

 

体調不良者の管理では他の作業員の協力が必要となります。作業員が積極的に協力するように「体調不良は誰でも起こりえるからお互い様だ」と日ごろから教育して、協力を得やすい環境作りを整えておくことが必要です。

 

3)疲労を軽減させる改善を行う

体調不良は疲労が原因となっていることも多いのです。疲れが溜まって集中力が下がったり、抵抗力が落ちて病気に掛かりやすくなったりもします。管理者は少なくとも社内での疲労を軽減させるような作業環境を整えることが必要です。一般的に作業員が疲労を感じる作業環境とは次のようなものがあります。

 

1:職場に慢性的に欠員が多くラインバランスが安定しない。

 

2:納期が慢性的に逼迫してプレッシャーがある。

 

3:職場に慢性的に残業が多い。

 

4:重量物を扱うために疲労しやすい。

 

5:疲労が溜まりやすい無理な作業方法となっている。

 

これらの中にはすぐに改善できないものもありますが、改善できるものを見つけて少しずつでも改善を進めて行くことが必要なのです。