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NNAで毎週好評連載中の「立川剛の実践!生産革新道場」のバックナンバーを掲載しています。私が日々の研修で体験した事実をもとに、問題点と対策や考え方を分かりやすく解説しています。現場で即使える実践的な管理のポイントをまとめてあります。ぜひ皆さんの日々の管理にお役立て下さい。

 

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メールマガジン「実践!管理者心得」

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立川剛の「実践!管理者心得」

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   立川 剛の「実践!管理者心得」

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タイはコロナの入国規制がほぼ無くなり、外国人観光客が増えてきました。

交通渋滞も日常化してきましたね。

 

■ Kindleで電子書籍を出版しました。

※電子書籍 「5分で分かる管理者心得:第1巻」

https://www.amazon.co.jp/dp/B0B8266C4Y/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=5分でわかる管理者心得%3A第1巻&qid=1659083524&s=digital-text&sr=1-1

 

■ 5分で分かる管理者研修

YouTubeに「5分で分かる管理者研修」とのチャンネルを開設しています。

この「実践!管理者心得」のコラムを中心に、私が動画で管理のポイントを解説しています。

https://www.youtube.com/user/UVCVIDEO

 

■今回の実践!管理者心得では「品質は工程内で作り込むを理解させよ」とのタイトルで品質を工程内で作り込む具体的な意味に付いて解説しています。

 

■7月に久々に一時帰国しました。タイでは観ることのできないエンターテインメントを堪能してきました。

 

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実践!管理者心得:品質は工程内で作り込むことを理解させよ

 

1:品質は工程内で作り込むことを理解させよ

品質管理では「品質は工程内で作り込む」との考え方が非常に大事です。しかし、これを管理者に「品質は工程内で作り込むのが大事だから、しっかり管理しなさい」と説明しても、管理者は具体的に何をすれば良いのか分かりません。私はシンプルに次のように説明しています。「品質は工程内で作り込むことが大事です。具体的には不良品を受け取らない、不良品を作らない、不良品を流さないと言うことなのです」私はこのように説明した後、管理者が具体的に何をすれば良いのか、次のように説明して理解させるようにしています。

 

1:不良品を受け取らない

「工程内で不良品を受け取らないことなど当たり前ではないか」と考えがちですが、これを作業員に守らせるのはとても難しい事柄です。不良品を受け取らないようにさせるには次の2つの事柄を徹底する必要があるからです。

 

1)不良品だと気付かせる

作業標準書に前工程から製品を受け取る際に、目視検査を行う箇所と方法が記載されていれば、作業員は不良品だと分ります。しかし特に記載がなければ、不良だと気がつかないこともあり得ます。作業標準書に記載されていなくても、「これは不良品ではないか」などと作業員に意識させるには、日頃の品質教育がとても大事です。具体的には工程内で発見できる不良品の内容を定期的に教育して理解させます。これを徹底して行えば作業標準書に記載していなくても、作業員が不良品に気づくようになります。

 

2)異常は直ぐに上司に報告させる

作業員は「これは不良品ではないか」と異常に気が付いても、次々に製品が流れてくる状態で自分の手を止めて確認することは、とても勇気のいることです。作業員は「不良品のような気がするが、作業が止まると迷惑が掛かってしまうから流してしまおう」と考えがちです。作業員がおかしいと気が付いたら、遠慮せず直ぐに上司に報告できるように、管理者は常に作業員に「異常に気がついたら遠慮なく報告してください」と繰り返し説明します。朝礼などで報告を行った作業員を褒めるなど、異常をすぐに報告できる雰囲気作りを行うようにします。

 

2:不良品を作らない

工程内で不良品を作らないようにするためには、管理者は次の2項目を行うことが必要です。

 

1)不良品を作らない環境を整備する

不良品を作らないようにするためには作業標準書や限度見本などを、正しく整備します。

作業標準書は必要に応じて常に更新した最新のものを提示します。限度見本は長期間使用していると汚れたり、限度も変わったりするので定期的に更新します。作業で必要な治具や工具、環境なども整備することが必要です。治具や工具の精度を管理するのはもちろんですが、作業台の高さや照度なども整備することが必要です。

 

2)作業標準書を守らせる

管理者は作業員に不良品を作らせないために、作業標準書を守らせることが大切です。定期的に作業員に作業標準書の教育を行うのはもちろんですが、管理者は作業員が作業標準書を守っていることを確認するためのパトロールなどのシステムを作ることも必要です。新人や交代要員が入ったときの4M管理も大事なポイントとなりますから、管理を徹底するようにします。

 

3:不良品を流さない

品質を工程内で作りこむためには、不良品を絶対に次工程に流さないようにします。不良品を流さないようにするためには、次の2項目の管理を行います。

 

1)自主検査を行わせる

作業員に自分が担当した工程の品質責任を負わせるためには、自主検査を行わせることも有効です。自主検査とは作業終了後にその作業を行った作業員が製品の検査を行い、良品であることを確認してから次工程に流すことです。自主検査では検査項目が多すぎたりするとサイクルタイムが増えて生産性に影響しますから、項目を絞って行うことが大切です。

 

2)不良品のフィードバックを行う

もし不良品を次工程に流してしまった場合、それが発見されてフィードバックが来るようにすれば、作業員は慎重に作業を行うようになります。ですから工程内や検査で不良品が発見された場合は、必ずその作業員を特定してフィードバックを行います。フィードバックを行う際には管理者は作業員にインタビューして「なぜ不良品を作ってしまったのか」「なぜ不良品を流してしまったのか」などを聞き出して、作業員と一緒に対策を立案するようにします。

 

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漫才はやっぱり面白い!

 

日本のコロナ規制が緩和されたので、1週間ほど一時帰国していました。日本ではディズニーランドやビートルズの映画「ハードデイズナイト」のリバイバル上映、マジックバーでのライブ、立川こしらの落語など、いろいろなエンターテイメントを楽しんできました。その中でも漫才のライブは大笑いで面白かったです!

 

■ルミネtheよしもと

東京・新宿駅南口にあるルミネtheよしもとで漫才を観てきました。平日の14時の昼公演でしたが、客席は7割ほど埋まっていました。客層は若い人が中心でしたが、女性の団体も来ていましたね。制服のスタッフが数多くおり、誘導や注意事項などの案内がきちんと出来ていたのは感心しました。劇場とグッズ売り場が一体となっており、お土産を買い込んでいる人も多くいました。劇場の席は段差があり、どこに座っても観やすくなっており、左右に巨大なモニターで出演者が分かるようになっています。

 

出演者はオズワルド、次長課長、トレンディエンジェル、野生爆弾、男性ブランコなど豪華メンバーでしたが、次長課長のコントが一番面白く、涙が出るほど笑いました!ベタな不動産屋コントですが、河本の異常キャラが会場の爆笑を取っていました。驚いたのは井上で彼はツッコミと言うより、当たり前のことを淡々と話しているだけなんですよね。ガンガンとツッコんで爆笑を取りに行くのではなく「僕でもああ言うよな〜」と共感を得られるワードで落として行くのは、凄いテクニックですね!オズワルドの完成された不可思議ネタも素晴らしく、会場は大爆笑となりました。テレビと違ってライブは長尺なので、テレビで観られない客いじりがあったり、他の客と一緒に笑う一体感があるなどライブの面白さを再認識しました。

 

■浅草東洋館

昭和26年に「浅草フランス座」として開業以来、ツービートなど輩出した伝統の浅草東洋館に行きました。浅草東洋館は吉本とは異なり、全席自由で途中の入場が出来るため、遅くなるほど観られる漫才が少なくなるので、料金が安くなる良心的なシステムです。私はトリのナイツだけを観たかったので、17時終演で16時くらいに行ったら2500円の入場料金が1500円で入ることができました。1階のチケット売り場からビートたけしがエレベーターボーイを務めていた、伝説のエレベーターに乗って劇場に入ります。

 

客層はルミネtheよしもとと全く異なり、地元のお年寄りが大半でした。出演者はテレビに出ていない芸人で知らない人ばかりでしたが、ベテランが多くてしっかりと笑いを取っていました。浅草東洋館は「いろもの寄席」だけあって漫才だけでは無く、アクロバティックな動きのボディーアートで笑い取るトリオが出てくるなど、テレビに出ていないけど面白い芸人がたくさんいるのは発見でしたね。客とやり取りする芸人が多く、お客さんを大事にしようとの姿勢がとても感じられました。お客さんも常連客が多く、芸人の出番が終わるとステージまで走って行き、「頑張ってね!」とご祝儀を渡す人が何人もいたのには驚きました!トリはナイツでしたが出てくるだけで盛り上がりました。上手にお客さんを巻き込みながら笑いを取って行く漫才を楽しめました。終わった後も幕が下に降りるまで手を振って丁寧にお辞儀をしており、お客さんを大事にしている姿勢がよく分かりました。芸人とお客さんの優しい関係が良く分かったライブでした。

 

 

■タイランドの旅ブログ

旅行記をYouTubにアップしています。パタヤ編もご覧下さい。

 

https://www.youtube.com/channel/UC3lMwybXtSnS3zmPh6meNRQ

 

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● このほどKindleで「5分で分かる管理者心得:第1巻」のタイトルで電子書籍を出版しました。私が過去に書き溜めた管理手法に関する原稿に加筆や修正を行い、分かり易くまとめてあります。管理者に必要な考え方が短時間で理解できる本になっています。Kindleで「5分で分かる管理者心得:第1巻」で検索してご覧頂けます。

 

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立川 剛の「実践!管理者心得」 

編集発行人:立川 剛(たちかわ たけし) 

UNIVERSAL VIDEO COOPERATION CO.,LTD 

899/307 Soi Nantawan-Onnut, 

Onnut Road Pravete Bangkok 10250 

Thailand 

Tel:(02)349-6110 Fax:(02)349-6110 

ホームページ http://www.uvcth.com/ 

Eメール uvctachikawa@gmail.com 

 

 

 

     

       立川剛の「実践!管理者心得」

 

私が過去にバンコク週報で掲載していた立川剛の「実践!管理者心得」のバックナンバーです。ぜひ皆さんの日々の管理にお役立て下さい。

 

1:叱ると怒るの違いを教えろ

 

2:不良をゼロに近づける方法とは

 

3:管理者に現場巡回をさせる手法

 

4:リーダーを徹底的に教育しろ

 

5:リーダーの現状を把握しろ

 

6:夜勤の管理者を強化せよ

 

7:ラインバランスの改善方法

 

8:ラインバランスが崩れる要因とは

 

9:アメリカ視察旅行

 

10:TPMを成功させる手法

 

11:管理者同士の人間関係の改善方法

 

 

立川剛の「実践!管理者心得」はここをクリックして下さい。

 

 

 

私たちにとって当たり前のことが、なぜ彼らにとっては当たり前ではないのでしょうか。答えは簡単です。みなさんと一緒に働いている人たちは、国の歴史が始まって以来、初めて企業で働く世代の人々だからです。

 

「私たちと働いている管理者は、国の歴史が始まって以来、初めて企業で働く世代です」

 

発展途上国の企業で働いている人々は、そのほとんどが、初めて企業で働く世代の人々なのです。会社のルール、常識など知らなくて当たり前なのです。私たちはこれを頭に叩き込んでおかなければいけません。

 

会議室に集まった現地の管理者の顔を見渡してください。年齢や職歴、経験などで考えればとても日本では管理者として、その地位に就けない人ばかりのはずです。このような人たちと一緒に会社の利益を上げるために働かなければいけないのですから、発展途上国の管理は日本よりはるかに厳しいのです。日本人駐在員の責任は本当に重大ですし、相当の能力が無いと勤まりません。

 

この本の中には「管理手法の原理原則」のノウハウが詰まっています。経営管理の原理原則は万国共通です。この本のノウハウは今日から現場で使えるものばかりです。そして発展途上国に限らず、欧米、日本でも十分使うことが出来ます。皆さんがこの本から多くのヒントを得て、効率的な仕事が行なえる事を念願しております。

 

販売箇所:バンコクの日系書店及びCOMM出版社にて販売中です。

定価:980バーツ

※ 「実践!管理者心得」購入のお申し込みはここをクリックしてください。

 

「実践!管理者心得」に購入のお問い合わせは下記のCOMM出版へどうぞ。

COMM BANGKOK CO.,LTD.
担当:松野
TEL:0-2237-4689 
E-Mail:matsuno@loxinfo.co.th
FAX:+66-2237-7079 
URL:www.hellothai.com

  

      序章:人材育成の必要性

 

私はタイで管理者を工場管理のプロにする研修を行っています。この仕事を始めて10年以上が経ち、おかげさまで研修先が増えて、現在では毎月約500名の現地管理者の指導を行っています。

 

私は毎月1回、研修先の工場に行き、約20名の現地管理者を対象に品質管理や生産性向上の基礎知識を教えます。そして学習した知識を現場で徹底的に実践させて、プロの工場管理者に育てるのが私の仕事です。私の現地管理者の育成方法は単なる講義ではなく現場で実際に発生している問題をテーマにして、管理者が自分たちで解決するように指導を行って行きますから、確実に管理能力が向上するのです。

 

■ 当社の管理者研修の進め方

1:私が毎月、依頼先の工場に行き、管理者の徹底的な意識改革を行い、やる気のない管理者のやる気を引き出します。

2:工場管理で必要な品質管理や生産性向上の知識を教えたあと、現場に入り直ぐに知識を実践させます。

3:現場で起きている問題をテーマに現場指導を行い、自分たちで問題を解決させることにより管理能力を高めて行きます。

4:研修を通じて管理者自身が積極的に生産性向上に取り組むようになり、その結果が数字で表れます。

 

「会社は従業員の能力以上には発展できない」との言葉がありますが、毎日、社員教育と現場の問題の最前線に立っている者として、この言葉の重みを痛感しています。会社は管理者の能力以上に発展することはあり得ません。管理者の能力の限界が会社の発展の限界なのです。ですから会社を発展させるには人材を育成して、現地管理者の能力を伸ばす必要があるのです。一般の研修では座学が中心で受講者が教えた内容を理解すれば、それで良しとされます。しかし私の研修は受講者に教えた内容を理解させて、さらにそれを現場で実践させて、数字で結果を出させます。

 

私は社員教育のプロとして皆さんのお役に立てればと思い、これまでも管理者教育の具体的な手法などをメールマガジンやホームページで公開してきました。また既刊の「実践!管理者心得」でも具体的な管理手法を紹介しています。今回、読者の皆さまからは「管理手法だけではなく、具体的な管理者育成の方法や生産性向上の手法も知りたい」とのご要望を数多く頂いて来ました。そこで私が研修で実際に行っている生産性向上の手法をまとめて上梓することにしました。

 

この本は日本語だけではなくタイ語併記となっていますので、現地管理者向けの教育教材にも使用できるようになっています。ぜひ御社の現地管理者にもこの本を読ませて、日本人駐在員とタイ人管理者の間で管理者育成の方法と生産性向上の手法を共有化して、管理者の管理能力の向上と現場の改善に役立てて頂ければと思います。

 

販売箇所:バンコクの日系書店及びCOMM出版社にて販売中です。

定価:980バーツ

※ 「さらに良くなる管理術」購入のお申し込みはここをクリックしてください。

 

「さらに良くなる管理術」に購入のお問い合わせは下記のCOMM出版へどうぞ。

COMM BANGKOK CO.,LTD.
担当:松野
TEL:0-2237-4689 
E-Mail:matsuno@loxinfo.co.th
FAX:+66-2237-7079 
URL:www.hellothai.com